THE IVORY

日本の伝統工芸と
象をとりまく現状

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ゾウの保護と製品に活用することは両立します

サステイナブルユースという概念の否定は、野生生物種の保全の否定だけではなく・・・

サステイナブルユースは「持続可能な利用」などと訳され、生物や生態系そして再生可能な資源を再生能力の範囲内で利用する、保全の一つの形態です。
つまり、銀行の預金の利子にあたる部分を利用し、元金には手をつけないという考え方です。
1992 年にリオデジャネイロで開かれた地球サミットでも再確認され、生物多様性条約の目的として明記されているほか、国際自然保護連合(IUCN)やWWF など多くの自然保護団体の使命のひとつとなっています。
南部アフリカ諸国では、この考えにもとづき、ゾウをはじめとする野生生物の利用による利益を地域住民と野生生物保護に還元。
それにより住民と野生生物の共存を実現してきました。
サステイナブルユースという概念の否定は、野生生物種の保全の否定だけではなく、野生生物と共存して暮らしている人たちの権利の否定にもつながります。
こちらのページは東京象牙美術工芸協同組合発行の「THE IVORY」を出典としています