THE IVORY

日本の伝統工芸と
象をとりまく現状

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地域住民の声

地域住民は、農村部を荒らすゾウから子供や農作物を守りながらゾウを保護しないといけないのです

私たち象牙組合のメンバーはこれまで何度もアフリカを訪れました。
野生生物保全を担当する政府職員と協議するとともに、アフリカゾウと共存している地域社会も訪問し
ました。
また、ワシントン条約の締約国会議や常設委員
会にも参加してきました。
そうした会議には、貧困に喘いでいる地域社会の代表が参加することは滅多にありません。
しかし、2016 年の条約会議は南アフリカで開催され
たことから、地域社会の声を多く聴くことができました。
彼らの発言内容は次のように要約することができます
:「地域住民は、農村部を荒らすゾウから子供や農作物を守りながらゾウを保護しないといけないのです。ゾウと共存している我々地域住民の生活の保護も、動物の保護の一環と考えてほしい。ゾウを保護するには地域住民の協力が不可欠です。ゾウが残してくれた象牙に経済的な価値を与えることで、ゾウ保護の費用を賄うことができるのです。持続可能な利用が種の保存に繋がるのです。」
私たち象牙組合はこうした発言内容を強く支持します。
こちらのページは東京象牙美術工芸協同組合発行の「THE IVORY」を出典としています